さくら色の可憐な花を咲かせるトゲなし品種
南部ざくら（なんぶざくら）
南部ざくら（なんぶざくら） Rosa 'Nanbuzakura'
「サマー・スノー」からの改良品種で、同様にトゲが無い品種です。
さくら色の美しい花は、大きな房になって開花し、花付きがとても良いです。
花保ちも優れ、開花後に白色に色が抜けていくので、満開時は２色の花が咲き揃っているように見えます。
枝は2.5ｍ程の伸長で、同色系の「ポールズ・ヒマラヤン・ムスク・ランブラー」のように大きく育ち過ぎないので、スペースに余裕が無い場所でも育てられます。
枝は「サマー・スノー」と同様に細く比較的しなやかなので、誘引作業もしやすいです。
樹勢が強く、耐病性もあり、育てやすい品種です。
財団法人日本ばら会が開催する国際ばら新品種コンクールで銅賞を受賞しています。
説明
作出年：2008
作出者：吉池貞藏
系統：ハイブリッドムルティフローラ
開花習性：春咲き
花径：3.5cm
樹高：2.5ｍ
花形：セミダブル咲き
香り：微香
植え付け
庭植えにする場合、休眠中の12月～3月上旬までに行うと根や芽を痛めない。（厳冬地では4月中旬から5月上旬が適期）
水遣り
冬は土が極度に乾燥しない限り水やりは不要。夏は土が乾いたら水を十分与える。
庭植えのバラには株元にバケツ１杯位、 鉢植えは鉢底から流れ出るまで水を与える。
夏場は日中に与えると土の中が高温多湿になるため午前中の涼しい内に終わらせるのが理想。
日照条件
バラは日照を好みます。日光が少しでも長く当たるところで栽培すること。
最低3～4時間から半日以上は必要。日光の当たる時間が花つき・花色を左右します。
生育条件
バラは肥料食いと言われるほど、他の植物と比べると多くの肥料を必要とするため、
花後（６月末と１0月下旬）油かす、などの有機質肥料に堆肥を混ぜて株元にやると理想的。
または緩効性の化成肥料でも良い。
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